早くも毎年恒例の五月病の到来に恐れおののいている矢野沙織です。
かなり久しぶりにスーパー深夜、むしろ明け方特有の変な映画タイムに浸かってしまいました。
2004年公開、ジョンヘダー主演の「ナポレオンダイナマイト」
一口に、高校生の主人公ナポレオン・ダイナマイトの日常を描いた映画です。
それ以上は期待しないでください。
遠い記憶、
ニューヨークにて、向こうにありがちないわゆる風刺誌のような…率直に言うと下世話な安雑誌。これらの安雑誌はカテゴリーで別れていて、だいたい「政治モノ」「アメリカンアイドル○○激写系モノ(ほぼ大した写真ではない)」「ハリウッドスター○○激写系モノ(これに関しては本人かすら真偽不明)」「公開中のエンターテイメント批評モノ」「スターポロリモノ」こんな感じに別れます。ちなみにスターポロリモノは2ドル高い。
で、映画でも見ようかと思っていたのでエンターテイメント批評モノを立ち読みしていた時に、この「ナポレオンダイナマイト」は非常につまらないとの酷評を受けていて、あまりのつまらなさに物凄い形相で怒り狂った人の写真には仮に感嘆符を一文字とするならば95%が伏せ字の吹き出しがついていました。
2004年はどんな年だったかな、と公開映画基準で回想すると有名どころだと「華氏911」「キルビル2」「ミスティックリバー」日本だと「世界の中心で愛をさけぶ」「半落ち」「ラストサムライ」「着信アリ」「いま会いにゆきます」などが公開された年です。
私が好きなのは「キルビル」と「半落ち」です。
寺尾聰氏の素晴らしさと華氏911でのマイケル・ムーア監督の強力なアレでアメリカが色々アレしたというのが真実なのか都市伝説なのかはさておき日本では、俗に云う「彼氏か彼女が結構大変な感じで死んじゃう系」、今日の「恋空」に繋がるあの感じのハシリが誕生した年なんですね。(※あくまで私の感覚です。)
そんなデーハーなハリウッド界並びに日本映画界でもナポレオンダイナマイトはあまりに影が薄かったのでしょう。
しかも私もナポレオンダイナマイトを激推しすることはできませんが、五月病対策としてはかなり有効な映画だと感じました。
あまりに暇な方、是に是非。
では、また次回。
矢野沙織
主演ミアファロー。音楽ジョンバリー。
無意識な愛情感のあり方の再認識。
30年くらい前の作品ですが。
いつもありがと☆
クイーン・コング イカボクサーなどに通じるB級映画でした
同じ学園物でもウェス・ヘンダーソン監督の天才マックスの世界はまあまあお薦め